だらだらと

真田はメイド喫茶によく行きます。
去年くらいから行く頻度が高くなり、
今ではラーメン店や、牛丼チェーン店に行くより多いくらいです。


真田も元々はメイド喫茶
それほど好きだったわけではありません。
それまでにも何度か物珍しさで行ってみた事はあったのですが
通いだしたきっかけは
「せっかく秋葉原まで遠出したのに
 ちょっと買い物だけして帰るのももったいないな」
と思ったのと
秋葉原は狭くてあまり休めるところがないなあ」
と感じた事でしょうか。
(実際は休めるところなんてたくさんあるのですが)


「まあ、せっかく来たのだから寄って行くか」
くらいの感覚でした。
真田のメイド喫茶通いは秋葉原通いから始まったのですね。


メイド喫茶通いが主目的になり出したのは
なんとなく「おもしろい空間だな」と思ったのと
「客層を分析するのも楽しいな」と思ったのが
きっかけでしょうか。
この頃まではまだ「メイドさんを見て楽しむ」
なんてことはしていなかったような気がします。
もちろんきれいな従業員さんがいたら嬉しい気分にはなっていましたが。
まあ、それは近所のとんかつ屋さんでもそうですからね。


メイド喫茶に通いだした理由で、
もう一つ大きな物が
メイド喫茶という現象に立ち会える」のが嬉しかった
という事です。


ちょうどその頃はメイド喫茶が誕生し、
あっという間に(一部で)ブームになりだした頃で
そのような特殊なブーム、特殊な現象に目の前で、
しかも最初から立ち会える
(真田は幸いな事に偶然最初に立ち会うことができていたのです)
という事それ自体が楽しくて
メイド喫茶という現象の中に身を投じていたのだと思います。


更にもう一つの理由に
「詳しくなるのにさして手間がかからなそうだった」
という事があります。
真田はPC関係がさっぱりな人間です。
秋葉原に行っても街の半分以上は自分に関係ない空間です。
PC関係に詳しい人が秋葉原のディープなお店を
(真田から見るとディープに見えた)
活用しているのがとても格好よく見えて、
「自分も何か一つのジャンルでこの街のお店に詳しくなりたいなあ」
と思ったのです。
幸いメイド喫茶ならその始まりから知っているし
店舗数も少ないし、簡単に把握できるかなと思ったのです。


メイドさんを見て楽しんだり、
純粋にメイド喫茶という空間を
楽しむようになったのはその少し後、
八王子にあったcurioというお店にハマったからでした。
なぜこの店が気に入ったかは上手くいえないのですけれど
なんとなく親しみが持てる雰囲気のお店だったのです。


curio以降は他のメイド喫茶に行っても
メイド喫茶それ自体を楽しもう」という気分で
くつろげるようになりました。
このころからサークルの後輩を連れてメイド喫茶に行ったり
友人とのOFF会でメイド喫茶を使うようになりました。
この段階で真にメイド喫茶にハマっていたのだと思います。