コミック

まほろまてぃっくの5巻が出たくらいに
真田はしきりに
まほろまてぃっくはこのように終わって欲しい」
なんて話をしていたのですが、
ありがたい事に最終巻を読んだ友人が
「あの話をもう一度聞きたい、
そして聞かせたい人がいるから
日記にでも書いておいてくれ」
言ってくれました。
ちょうどPCを探したらメモがあったから
そのまま載せておくことにします。
読みにくいのは勘弁してください。
後長いのは勘弁。
当時は
「これ以外の終わりは考えられないですよ!」
なんて話してたなあ。


以下がその話

家事をしているまほろさん、
ふとめまいに襲われる。
これで今週幾度目だろうか。
もう残された時間が本当に無いことに気付くまほろ
居間にいる優に声をかける
「優さん、突然ですが明日はピクニックに行きましょう!」


翌日、ピクニックに出発しようとすると
美里家の前にはいつものメンツが集まっている
今日は優、みなわと3人だけの予定だったのに。
「仕方ありませんね」
「みんなでいきますか」
といってくすっと笑う。
なぜかまほろもみんなの分のお弁当を用意していたのだ。


ピクニック、広い野原にいる一同。
周りは花畑。大きな木が一本だけ立っている
まほろが疲れたと言い出したので
木陰でまほろを休ませる。
「優さん、すいません」
「そろそろお別れのようです」
「私に残された時間はもうほとんどのこっていないようです」


今までの様子からもうほとんど察していた優
にっこり笑って
「今まで本当にありがとう、まほろさん」
事情が解かっておいおい泣き出すほかのメンツ。
美雪、冷静でいる優に無性に腹が立って思わずどなろうとする、
優を睨みつけるが、
目に飛び込んできたのは固く握り締められて震える優の手
哀しくないはずが無い。ましてや一番哀しいのは・・・
ますます涙があふれてくる美雪
そんな様子を眺めていた式条先生、
涙をぬぐってまほろに憎まれ口を叩く。
弱々しくも言い返すまほろ
最後の喧嘩だ。
そんな式条先生の背中を見て気付く一堂。
泣いてたって仕方が無い。
みな、顔をぐしゃぐしゃにしながらまほろ
一言づつ思い出を話す。


ますます状態が悪化するまほろ
優が手を握る。
ふとまほろが目線をそらすと
照準の狂ったレンズが数キロ先の森の中の様子を映す
なんとべスパーの一同が集合していた。
まほろをモニターしていた彼らが
死期を知って見取りに着ていたのだ。
(あとは遺体の回収のため)
彼らの邪魔をせぬように遠くから・・・
にっこり微笑むまほろ


「ねえ、優さん」
「わたしは本当に幸せものです」
「こんなにたくさんの思い出を貰って」
「こんなにたくさんの方にかこまれて」
「一生を全うする事が出来るなんて」


「みなわちゃん、」


みなわにメッセージ。
ほかのみんなにもお礼
「優さん、わたし・・・」
と言って顔を上げる。
もう目が見えていない
なにか続けるが声になっていない。
そして、最後に力を振り絞って
「ありが、とう・・・」
体の力が抜けるまほろさん。
やっと戦士に休息が訪れたのだ。
なにも言わずただまほろさんのなきがらを抱きしめる優
ここではじめて涙が頬を一筋、伝う。
泣きじゃくる一同。
幸せそうな表情のまほろさんの顔がアップになって
まほろまてぃっく


このあと


管理者との最終決戦があって
そのためにまほろの技術を応用して
ヴェスパーが人体を改造するプランが浮上するのですが、
非人道的だし、機械制御の肉体を扱える人物もいないので
この案がボツになりかけたところに
みなわちゃんが
「私がやります」
「わたしなら機械の身体を扱えます」


「しかしそれには大きな苦痛が、それに寿命だって保証できない」


「もともといつまで生きられるか分からない身体です」
「私はお姉ちゃんに貰ったこの命を私なりの方法で全うしたい」
「私はお姉ちゃんの意志を継ぎます」


と名乗り出るなんて展開があって
このあとまほろの力と意思を継いだみなわの活躍で
ヴェスパーが勝利。
セイントとの間に平和が生まれて、
みんなそれぞれの人生を大切に歩んでいく、
みなわちゃんもいつ死ぬかわからないけど
後悔のない人生を歩むために毎日を懸命に生きていく、
なんてエピローグもありました。
(ちとボリュームありすぎか)


とりあえずそんなでした。
しかしもろFSSのパクリですね。